第25回九州高気圧環境医学会学術集会 終了のご挨拶
拝啓
盛夏の候、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
2025年7月26日、リーガロイヤルホテル小倉にて開催いたしました第25回九州高気圧環境医学会学術集会は、
皆様のご支援とご協力により、盛会のうちに無事終了いたしました。
当日は約200名の皆様にご来場いただき、心より御礼申し上げます。
ご参加いただいた皆様、ならびにご講演・ご発表を賜りました先生方、各セッションを円滑に進行いただいた座長の先生方、
ご協賛企業の皆様、そして運営にご尽力いただいたすべての関係者に、深く感謝申し上げます。
今回のテーマは「ダイバーシティ~高気圧医学の新たな創造と展開~」。
高気圧酸素治療の多様な活用と、それを支える多職種連携の重要性をふまえ、柔軟で創造的な医療の発展を願って設定しました。
全国から19題の一般演題が集まり、現場の多様な視点からの発表と活発な議論が展開されました。
教育講演では、戸畑共立病院の今田肇先生より「高気圧酸素治療を併用した頭頚部癌に対する放射線治療」について、
豊富な臨床データをもとに貴重な示唆をいただきました。
ランチョンセミナーでは、日本高気圧潜水医学会 代表理事・柳下和慶先生より「高気圧酸素治療の将来展望」について、
熱意あるご講演をいただきました。
特別講演には、日本医師会 会長・松本吉郎先生をお迎えし、「日本医師会の医療政策」と題して、
国の医療制度の方向性に関する示唆に富むご講演を賜りました。
安全管理研修会では、臨床工学技士の赤嶺先生、坂上先生より、実務に即したご講演を通じ、
高気圧酸素治療における安全の本質を再確認する機会となりました。
本学術集会を通じ、高気圧酸素治療が多職種の協働によって支えられていることを改めて実感いたしました。
知見と経験の共有により、より質の高い安全な医療が実現すると信じております。
本会が、皆様の日々の実践や今後の研究・連携の一助となれば幸いです。
最後に、ご参加・ご協力いただいたすべての皆様に深く感謝申し上げます。
今後とも高気圧医学の発展のため、ご支援ご指導を賜りますようお願い申し上げます。
敬具
令和7年7月吉日
第25回九州高気圧環境医学会学術集会
大会長 玉木 英樹
玉木病院 院長